前回の【前編】に引き続いて、今回は実際の手順を説明します。
【4つの手順】
★1)まず、シミが付いた品物を一度簡単に洗うか、シミを付けた部分を微量の洗剤をつけた濡れタオル
などで挟み、軽くたたいてタンニンや色素以外の成分を除いておきます。
★2)「洗濯の科学その1」で取り上げた「液体洗剤」(中性洗剤はNG)と、「液体酸素系漂白剤」(ワイドハイ
タ-等)を小さな容器の中で混ぜ、「混合シミヌキ剤」を作ります。そしてそれをシミの箇所にムラなく塗ります。【図参照】*注1)*注2)
★3)シミヌキ剤が他の物に付かないように目の細かいネット、さらに乾燥しないようにポリ袋に入れて10~ 20分そのまま放置します。
★4) 時間を置いたら、ネットに入れたまま通常の洗濯物と一緒に洗濯をします。*注3)
【注意事項】
*注1)混合シミヌキ剤を作る時は、少量をキャップ等に取り分け、使い古しの歯ブラシなどを使います。
取り分けたシミヌキ剤はボトルに戻してはいけません。また、長時間の保存もできません。
*注2)作業にはゴム手袋をして、漂白剤を付けた部分を素手で触らないように注意しましょう(皮膚を傷めるこ
とがあります)。万一手や着ている衣服に付いた場合はすぐに流水で洗い流します。
*注3)混合シミヌキ剤をつけたまま長時間放置すると、染色や繊維を傷めることがあります。
*注4)この裏技は少々リスクが伴いますので、いきなり高級なものは避け、普段着などで何度か試みてやり
方に慣れましょう。慣れて来たら、エリや脇の下などの「黄ばんだ汗ジミ」にも試してみましょう。
また一度で完全にシミが落ちない場合もあります。そんな時は無理をせずにクリーニング店にご相談下さい。
ウィズモール担当:トウヨコランドリー procion@blue.vecceed.ne.jp
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