15日のニュースによると、ロシアに大きな隕石が落下して人や建物に大きな被害が出ました。現在この隕石は直径十数メートル程ではなかったか、という専門家の意見が出ています。
では、こんなことが地球上で頻繫におきるのでしょうか?また、隕石の衝突エネルギーとはどのくらい大きいものなのでしょうか?
隕石は数ミリ以下のものまでも含めると、1年間に地球上に約4万トンも降り注いでいます。直径10mともなると、数十年に1個程度、100mだと1万年に1個程度の頻度だと考えられています。
秒速数十Kmの速度で地球に落ちてくる隕石の、大部分は地球の大気圏で燃え尽きてしまいますが、直径10メートル以上になると燃え切らずに一部が地上に落ちてきます。
隕石の衝突エネルギーは直径の3乗に比例して大きくなってきます。例えば直径100mの隕石は、10mの隕石より1,000倍のエネルギーを持っています。
ちなみに今回の隕石が直径約10mとして、燃えずにそのまま地上にぶつかると、TNT火薬10万トン(100キロトン)相当の衝撃となります。これは広島型原子爆弾の約5倍に相当し、小さなものでも、いかに隕石の衝突エネルギーが大きいかが分かります。 (ニュートン1月号を参考)
ウィズモール担当:トウヨコランドリー
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