「新鮮なスイーツを出来るだけ早くお客様にお届けしたいので、お店に並ぶ全てのケーキはここで作っているんですよ。」
えっ！ショーケースの奥の厨房はとても狭そう・・・。
無理にお願いして、厨房を見せていただきました。

一番奥右にオーブン2台、その手前に洗い場、そして作業台と大型冷蔵庫2台が向かい合うように配置されています。
当日分のケーキを作るのに、スタッフは7時に出勤、お店のオープンする10時に間に合わせるそうです。
クリスマスなどの忙しい時期でも、準備できるものは数日前から取り掛かり、すべて新丸子店で作ります。
おいしいものを届けるためのこだわりを感じますね。

シェリーブランさんのスイーツのおいしさの秘密は、こだわりのある素材を使用していること。
小麦粉は国産、生クリームは北海道産、季節のフルーツは産地にこだわって選んでいます。
卵は那須の御養卵を使用、甘みのあるオレンジ色の黄身が特徴です。
厳選した素材を使いながらも価格は300～400円台で、サイズも大きめ。
オレンジ色のカスタードクリームをたっぷり使ったシュークリームは、なんと180円！

どれにしようか迷った末に、今回試食に選んだのはこちら。

季節のフルーツを使ったマンゴーとオレンジのゼリー　350円です。
マンゴーはメキシコ産。
味が濃縮されたゼリーは喉越しのいい柔らかさ。
オレンジの酸味でさわやかな甘さが引き立ちます。
上に飾られているミントと透明ゼリーが涼しさを演出。
上にのっているマンゴーの果実は完熟した甘みがあり、本当においしかった！
暑い夏にぴったりのゼリーです。

新丸子は古くからのにぎやかな商店街があり、人々は情に厚い温かい街。
「家族や友人たちが大勢集まってお祝いやイベントを楽しまれるようで、一度に何十個も買っていかれるお客様も多いですね。」と足助さん。
また、小杉地区開発の影響で新丸子にもたくさんのマンションが建設され、小さなお子さんがいるニューファミリーや単身世帯も増えています。
ニューファミリーにはこんな感じのデコレーションケーキが大人気。

会社帰りに自分用にケーキを買っていくサラリーマンは、女性だけでなく男性も非常に多いそう。
なるほど、男性でも十分満足できる大きさですもの。
オープンして1年半。
地域の人たちのことを思って、シェリーブランさんは色々な提案をし、地域の方に愛されるお店を目指しています。
お祝いする時。
癒しがほしい時。
自分へのご褒美。
お友達や家族への手土産。
何もなくても、お店の前を通ったらふらりと立ち寄ってしまう、そんな街のケーキ屋さんです。

【記事担当】　のっぽさん

新丸子在住７年　一男児のママ

趣味はネットサーフィン、Youtubeで面白い動画にたどり着いた時が至福のひと時。

縁もゆかりもない新丸子で、初めての子育てを経験しました。子連れで買い物に行くと必ず子供に声をかけて下さる、そんな温かさに本当に感謝しています。取材を通してお店の魅力だけでなく、店主さんの魅力やこだわりをたくさんの人に伝えたいです。

【写真担当】　トモミさん