新丸子商店街では川崎市エリアプロデュース事業の一環として、2009年(平成21年)から川崎商工会議所中原支所の協力のもとに中小企業診断士や消費生活アドバイザーを招いて勉強会を開催してきました。
地域のお客様にもっと親しんでいただける商店街として私たちができることは何だろうか
そこから考えだされたのが”まるこやさしズム21”です。
まるこやさしズム21とは、少子高齢化社会の現在、シニアあるいは子育て中の親子の方々に安心してお買い物をしていただける商店街になることを目的として、各店が知恵をしぼり心がこもったサービスを心がけていこうという取り組みです。
商店街でお店が心がけているお客さまへの思いやりややさしさを表現するステッカーです。
ステッカーに貼るアイコンシールは、お子さま連れ向け、シニア向け、エコなど21種類あります。
このアイコンは、サービスの取り組みを各商店が自主的に選択します。
自店で無理なく取り組める思いやりや、やさしさをアイコンという形で《見える化》し、お客様に知っていただくことで、商店を気軽に利用していただこうという試みです。
今後もお客さまや商店の意見を取り入れ、アイコンシールの種類を増やしていく予定です。
勉強会で発案したサービスステッカーなどのアイデアについて消費者モニター会議を行い意見を集めました。(2009年、2010年実施)
消費者モニターには、サービスマークの対象となる子育て世代やシニア世代、学生さんにも参加いただいて、アイデアへの意見はもちろん、日ごろ商店街を利用して思うことなどおうかがいしました。
「わがままを聞いてくれる顔なじみのお店がある」
「商品知識など専門店ならではの安心感がある」
「専門店ならではのよさをもっとアピールしてほしい!」
「サービスステッカーの取り組みをもっとPRしてほしい!」
商店街への期待と叱咤激励をたくさんいただいています。
ママとシニアにやさしいお店ステッカーは、モニターに参加された方々の反応もおおむね好評でした。
もっとも好感度の高いアイコンは、【トイレが利用できます】。
新丸子商店街では、今後ともお客さまと一緒にまるこやさしズム21を進化させて行きたいと思っています。
2010年(平成22年)には3名の子育てママにより商店街のお店を訪問して記事に取りまとめたレポート、「まるこママのお店訪問」を当ホームページに掲載しました。この内容は、地域の消費者がママさんの目線で情報発信をする新しい試みとして、大きな反響をいただきました。
そこで、2011年(平成23年)にはそれを発展させ、消費者視点から商店街の魅力を発信していただくボランティアレポーターを募集、取材方法等を学ぶボランティアレポーター講座(連続3回)を開催いたしました。
講座には新丸子在住の5名の子育てマに参加していただきました。講師は20年以上のキャリアを持つ元新聞記者さん。身近な情報の大切さ、そしてひとりひとりの情報発信力が地域にとって大きな力を発揮するという言葉をいただきながら、取材の手順、写真の撮り方や記事のまとめ方など学びました。
商店街やお店との触れ合いは、参加者の皆さんから好評価をいただきました。
取りまとめていただいた取材記事はホームページにアップしています。
2010年に始まった「まるこママのお店訪問」、2011年の「ボランティアレポーター講座」を経て、ボランティアレポーターさんが集まりました。そして、この活動に名前を付けたい・・・とレポーターさんたちが自ら考えてくれました。
「ままるこ情報局」(mamaruco)
新丸子と新丸子商店街を愛するママたちの編集部です。
テーマはままるこ情報局の独自企画。
2012年夏は、新丸子のお店で活躍する”心もイケてるメンズ、ウィメンズたち”を紹介する「新丸子のまるメン」を取材活動を実施し、6店舗の記事をアップしています。
続いて「シニアと行く、新丸子のお店訪問」の取材を行いました。地元シニア一押しのお店を、ママとシニアの両方の視点で解読する企画。ママとシニア、視点の違いは暮らし幅を広げるチャンスとして、取材後はおススメ品のお買物タイムになったり・・・と楽しい取材になりました。記事もお楽しみに!
2013年、まるこやさしズム21の活動に関心を持っていただいた専修大学渡辺ゼミの学生さんたちが「アイデアを活かしたい!」と、そして商店街も「活かしていただきたい!」ということで連携がスタートしました。
毎月商店主さんと一緒に委員会を開き、活動を話し合っています。
2013年夏には、学生さんたちが街で買物しているお客様にアンケート調査。
そして商店主へのアンケート調査。
そこから出てきた課題を元に、秋から幾つかの活動を実施中です。
☆ Twitterイベント
☆ ままるこ情報局&わたゼミ 小冊子
新しい風が商店街に吹き渡っています。こちらもお楽しみに!